ブログ
名医が考えた認知症にならない最強の食事術
2023-08-17
人生100年の時代、誰もが最後の一日まで自分の足で歩き、生きがいをもって過ごすことを望んでいると思います。「ご飯やパン等の炭水化物、甘いお菓子やジュースに含まれる糖質をなるべく控える」たったこれだけのことで、思考力、判断力、集中力、記憶力をはじめ、生きる意欲も高まります。運転中も眠くならず、午後の仕事や家事もはかどります。近年、「インスリン」というホルモンが記憶の定着と関係があることがわかってきています。糖尿病と認知症の元凶は老化。そして糖化や酸化が体内で起こることによって老化が進みます。それを防ぐには、穀物に頼らない人間本来の食生活を取り戻す必要があります。認知症はある突然にかかるのではなく、長い月日をかけてじわじわと進行していきます。そのため、日ごろの生活習慣を整えることが特に重要になってきます。また、近年の研究で糖尿病と認知症(特にアルツハイマー病)に深いかかわりがあることもわかってきました。実は糖尿病にとって一番の原因である糖質を食事や間食から摂ることが、アルツハイマー病の一番の原因因子である「アミロイドβ」の蓄積を引き起こすことが証明されています。
糖質を制限する食事法とは、簡単にいうとご飯・パン・麵類等の穀物製品やイモ類等の糖質が多い食品を食べず、その他の食品で補うことです。この食事法を継続することで様々な効果が表れます。
➊慢性炎症を抑止し、免疫力アップにつながり、アンチエイジング効果が出てきます。
❷血流が改善され、高血圧も自然に解消されます。
❸睡眠の質が劇的に改善され、食後に眠くならなくなります。
糖質制限と合わせて認知症予防に欠かせないのが「運動」です。筋肉を動かせば消費量が増えて、その分だけ脂肪になる量が減ります。また、血糖値の上昇は血管を傷める原因にもなりますが、血糖を消費することで、その危険性を低くすることもできます。運動に関しては日常生活におけるこまめな運動が重要です。エスカレーターやエレベータを使用せずに階段に足を向けるようにしましょう。座る時間を減らし、立つ時間を少しずつ増やすだけでも運動になりますので、取り組んでいきましょう。
