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施設のできごとや行事、イベントなどの様子を更新していきます。
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転倒予防

2025-02-01
ステップが転倒予防の肝!?というコラムがありました。ステップが転倒予防に役立つことをご存じですか?
その前にまずは転倒がどのようにして起こるのかについて、述べていきます。人はなぜ転倒してしまうのか。それは重心が身体の外にはみ出してしまうことで起こります。重心とは、その点が支えられれば身体全体を支えられる点のことをいいます。ちょうど身体の真ん中あたりにあります。重心は、地球の真ん中に向かって(つまり垂直に)引っ張られています。身体が右に傾くと、重心も右へ移動していきますが、重心が支持基底面(身体の床に接している面の外周によって作られる領域のこと)内に留まっていれば転倒しません。しかし、さらに身体が傾き、重心が支持基底面から外れてしまうと転倒してしまいます。
若者は転倒しづらく、高齢者は転倒しやすいのはなぜでしょうか。それは、若者は重心が支持基底面外に出た瞬間にもう片方の足をすばやく出す、瞬発力や筋力、関節の柔軟性があるからです。
とっさのステップを繰り出すためのトレーニングを紹介していきます。
それぞれ1セット10回、一日3~5セットを目安に、体重移動を意識しながらゆっくりと行ってください。まずは開始姿勢と基本姿勢を紹介します。転倒予防のため、ふらつきが気になる方は手すりやテーブルに手を添えてください。手は補助的に使用し、体重をかけずに運動を行います。
クロスステップ(前)は脚を前に交差させます。左右交互を1回として、10回行います。
クロスステップ(うしろ)は脚を後ろに交差させます。左右交互を1回として、10回行います。
サイドステップは脚を真横に踏み出します。左右交互を1回として、10回行います。
かかと上げは両足でつま先立ちして、かかとを上げることを10回行います。
つま先上げはかかとを起点に、両足のつま先を上げることを10回行います。
柔軟体操、筋力訓練を継続的に実施し、転ばない身体を作っていきましょう。

寒暖差疲労

2025-01-25
大きな気温の変化に身体がついていかない状態を寒暖差疲労といいます。人間は身体の機能を守るために、体温を一定にコントロールする「ホメオスタシス(恒常性)」の仕組みが備わっているため、大体36℃前後から高くても37℃前半くらいに保つことができています。体温の維持に重要な役割を担うのが、自立神経です。が負い気温が高いときは、体温を下げるために血流を活発にし、汗をかいて熱を発散しています。一方、気温が低いときは血流を滞らせ、毛穴を閉じて体温を逃さないようにします。多少の温度の変化であれば、ホメオスタシスが機能するため
問題はありません。しかし、寒暖差が大きくなると、体温を一定に保つため、その結果、過剰にエネルギーを消費することになり、身体に疲労が蓄積してしまうのです。寒暖差疲労を放っておくと、慢性的な自律神経失調症や冷え性を招く可能性があります。早めの対策を心掛けましょう。
対策1「温度差をなくす」
 WHOによる住宅と健康に関する新しいガイドラインでも、室温コントロールの重要性が認められており、特に冬季の健康を守る室温として全室18℃から22℃が望ましいといわれています。室外との温度差を7℃以下にするのが望ましいともいわれています。寒いから室温を上げるのではなく、衣服でうまく調整することが大切です。
対策2「適度な運動をする」
 寒暖差疲労は、体力のない高齢者や女性に多くみられる傾向があります。適度な運動を習慣化して、疲れにくい身体を目指しましょう。
他にもバランスのとれた食事を心がけること、良質な睡眠をとること、お風呂に浸かることがあげられます。
 寒い時期が続きますが、対策や予防をすることで、継続した生活を送ることは可能です。健康寿命を維持して、豊かな日々を送るためにも適度な運動など大切にしていきましょう。

圧迫骨折

2025-01-11
寒さも厳しくなり、圧迫骨折する方が増えてきています。圧迫骨折とは、転んだときや重たいものを持つなど、上下方向からの圧力が背骨に加わって、背骨がつぶれたように骨折してしまうことです。圧迫骨折は高齢者にとても多い骨折の一つで、骨がもろくなってしまう「骨粗しょう症」の方が発症しやすいです。年齢とともに骨がもろくなってくると、尻もちをついたり、椅子に勢いよくドスンと座ったりするといった、ちょっとした衝撃で背骨がつぶれてしまうことがあります。くしゃみをしたときやこたつから立ち上がろうとしたときなど、普段の何気ない日常の動作でも背骨がつぶれてしまうこともあることから「いつの間にか骨折」とも呼ばれています。
圧迫骨折の予防対策は、適切な栄養(ビタミンD(鮭、秋刀魚、干し椎茸等)、カルシウム(乳製品、小魚、大豆等)、ビタミンK(発酵食品、ほうれん草等))の摂取や適度な運動、禁煙などの生活習慣の改善が必要です。日光を浴びると、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDが皮膚でつくられ骨を丈夫にします。
こたつで圧迫骨折する可能性もあり、床こたつから椅子こたつに変更するなど、設備環境を変更するだけでリスクを回避することもできますので、ご検討ください。適度な運動は継続することが大切なため、自宅に閉じこもらずに運動する機会を設け、意欲的に運動をしていきましょう。

介護保険の目的

2024-12-07
目的とはなんだと思いますか?
すぐに思い浮かぶのは食事や入浴、排せつの介助等の療養上のお世話、あるいは見守りや健康管理、感染症や転倒予防かもしれません。
介護保険法の第2条第2項で、保険給付の目的は何だと謳われているかご存知ですか?
要介護状態等の「軽減または悪化を防止」、つまり自立支援なんです。
措置(老人福祉法)時代は療養上のお世話が目的でした。
それが2000年、介護保険法が出来て、目的は自立支援になりました。
更に2003年には尊厳を支えることが掲げられ、2010年から地域包括ケアへと流れが移ってきている。
にも拘わらず、未だに療養上のお世話に留まっている事業者が非常に多い。
みなさんの事業所はどうですか?
ケアにおいて最高の状態は、回復を目指すというもの、ただし、それが難しいこともあります。その場合でも保険法の目的から考えても現在の機能を保つように努めることが重要。それも難しい場合、最期まで寄り添うことがケアする人にできることです。
みなさんは自分でできることやできるようになることをさせずに療養上のお世話をして、どんどん状態が悪化していく、そういった害を与えることが介護だと思いますか?
出来ない部分をただ埋めてあげるのがケアではない。自立支援を促していくのがケアする人の役割である。間違っても自分がされたくないことはやってはいけない。
「~さんに」というものは業務。
「~さんと」というものは自立支援。
「~さんが」というものは社会参加。これこそが真の自立です。そのためには地域に出ていかなければならない。そしてそれは地域包括ケアという流れと一致します。そのために必要なことは以下の通り。
 
・利用されている個々人に合わせた自立支援のサポートの実現。
・地域の方の出入りが頻繁にある開かれた交流の場となっていること。
・高齢者自身も地域に出ていき、地域づくりに貢献していく。
・なにより、高齢者が主体的な活動を行い、自立心、尊厳が守られている。
・結果として、高齢者自身の介護度が維持・改善されている。
 
ある施設の取り組み例として、お鍋を一緒に作る際に「一緒に料理をしましょう」というような呼びかけはしません。「こんにゃくは切った方がいいのか、手でちぎったほうがいいのか」と相談します。しまいには「男が台所に立つもんじゃない」と職員を押しのけて包丁を持ち、調理を始める始末です。
もしかすると、認知症の方に鉈(なた)を持たせるのは危険だと思われるかもしれませんが、ただちょっと考えてほしい。鉈なんて使ったことのない若者にもたせるほうが遥かに危険です。包丁だって、料理をほとんどしたことがないような人よりも長年台所に立ってきた方の方が上手に、早く、安全に扱える。認知症であってもなかなか消えないのが手続き記憶。長年の習慣の中で体が覚えていることなんです。
アセスメントの際に、その人の職歴や今までのことはきちんと聞いていればこの人は何が出来るのか、何が得意なのかを理解するのは難しくないはずです。
 認知症ケアで大切なことは
 
・「危ないから」「〇〇でなければならない」は絶対にタブー!やれない理由を探さない。
・認知症で困っている人が困らないように寄り添えば素敵なお年寄り!
・「見て」、「触れて」「しゃべる」が何より重要
・否定しない。
・できないではなく、まずはやってみる。どうしたらできるかを考え、方法を探る。
・高齢者がやろうとしていることを止める言葉や気持ちを妨げる言葉は不要。

自己選択と自己決定

2024-11-07
  • 自己決定
 高齢者が、自分自身の意思で選択し、最終的に自ら決定することを指します。介護者には高齢者の自己決定の機会を確保すること、妨げられないようにすることが求められます。自己決定には、本来は決定した本人の責任が伴うことから、介護者は利用者が自己決定できるための十分な情報を提供しなければなりません。認知症や障がいによって自己決定が困難であると考えられる場合であっても高齢者の意思意向を確認し、尊重できるように支援する必要があります。
 
  • 選択することの重要性
選ぶことは、どんな小さなことでも人生の選択です。自分が納得し、自分らしい生活を送るには自己選択と自己決定できないと、尊厳が保たれる生活とは言えません。自己で選ぶことを支援することが大切なわけですから、こちらが指示するのではなく、選ぶお手伝いをするという事を考えることが大切です。自分で物事を決めることは、自分の人生を歩んでいるという実感を生み出します。ご本人の意思を尊重することは、「その人らしく生きること」を応援することになります。自分の意思を尊重されると、周囲に対して信じられることが、ご本人の心のよりどころにもなります。
 
  • 選択のパラドックス
 選択肢が多いと何かを選択した後に、もっと良い選択があったのではないかと後悔の念が浮かんでしまうこのような状態を選択のパラドックスと言います。「人は選択肢が多すぎると一つのものを選ぶのが難しくなり、選択すること自体をやめることもある」という心理作用が出ることが研究の結果でわかっています。
 はい、いいえで選べる質問や2択質問(AかBのどちらにしますか?)を日頃から介護者は意識して使って、関わっていくと自己決定や自己選択の機会を作ることにつながります。
 
  • 介護現場での具体的な選択場面
・飲料(飲む時間が選べる、飲み物が選べる、コップが選べる、量が選べるなど)
・活動(体操が選べる、レクが選べる、クラフトが選べる、マシンが選べるなど)
・塗り絵(絵が選べる、道具が選べる、レベルが選べる、大きさが選べるなど)
・入浴(入浴時間が選べる、せっけんが選べる、入浴剤が選べる、タオルが選べるなど)
・食事(料理が選べる、箸が選べる、食器が選べる、ドレッシングが選べるなど)
・衣服(着る服を選べるなど)
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