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施設のできごとや行事、イベントなどの様子を更新していきます。
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アキレス腱は重要

2026-02-11
アキレス腱は重要
アキレス腱は重要。柔らかすぎても硬すぎても危険リスクが高まります。
 ある研究で、アキレス腱の伸びやすさと二足立位のバランス能力の関係性を調査し、高齢者ではアキレス腱が柔らかくなり、それがバランス能力低下につながることを明らかにしました。安定して立って歩くためにはふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が要です。この筋肉はアキレス腱につながっているため、筋力が強い弱いということだけでなく、アキレス腱が硬いか柔らかいかということも重要な要素です。この研究では、高齢者は若年者に比べるとアキレス腱が柔らかくなり過ぎてしまい、それが筋肉への負担を増大させ、結果的にバランス能力の悪化につながることを示しました。
 一方、足の専門医は「長く歩き続けたいなら、本来はできるだけ毎日歩くことが大切」「歩数などを気にせず、痛みなく快適に歩けるならどんどん歩いてほしい」と述べています。ポイントは「力と柔らかさ」で、力をつける部分と、柔軟性が必要な部分があります。力とは、歩くのに必要な筋力の維持のことで、お尻や太ももの筋肉を鍛えるスクワットや、かかと上げ下げでふくらはぎを鍛えることが大切です。
 柔らかさとは、アキレス腱の柔軟性です。痛まない足やトラブルが起きにくい足にすることにもつながります。しかし、アキレス腱は加齢とともに硬くなりやすいです。アキレス腱はかかとの骨とふくらはぎの下腿三頭筋をつなぐ、人体最大の腱です。15センチほどなのに、1トンの重さに耐えうると言われるほど、強靭です。
足には土踏まずと言われるアーチ構造があり、これが私たちの体重を支えています。アキレス腱が硬いと、歩く際に、すねが前に倒れづらくなります。すると、足を支える構造であるアーチをつぶすという代償動作を利用して、すねを倒すことになります。そうなると、どんどんアーチがつぶれ、これが外反母趾や足底腱膜炎などの様々な足の痛みの原因にもなってしまいます。足の痛みを防ぐには、足ではなく、アキレス腱の柔軟性が重要です。さらにアキレス腱が硬いと、血流低下にもつながります。ふくらはぎは第2の心臓ともいわれ、その伸縮する動きがポンプ作用となり、静脈の血液を押し上げる役割を担っています。アキレス腱につながるふくらはぎの下腿三頭筋がしっかり使われないと、ふくらはぎのポンプ作用が落ち、冷えやむくみも起きやすくなります。
 それらを解消する方法が、「アキレス腱伸ばし」です。アキレス腱伸ばしは、足の若返りの万能薬ともいえるほど効果があります。
もう一つ、柔らかさが必要なのは、「足指」です。足指を動かす筋肉には、アーチを維持する役割を持った筋肉が多いため、しっかり足指を動かすことが大切です。また、歩行時に足指を柔らかく使い、足の親指でしっかり蹴り出していると、下肢静脈瘤や巻き爪の予防にもつながります。たかが足指と思わずにグーチョキパーを足指ですることで、足の健康や歩く力の維持につながりますので、重要です。
 歩くことは、最高の健康法であり、「〇〇に行きたい!」という気持ちを叶える移動機能でもあります。歩く力を保つことは、健康寿命を延ばすことにもつながります。
 
〇高齢者の運動にはストレッチが効果的。
 高齢になると、筋力の低下や関節の可動域の狭小化によって動きがぎこちなくなったり、ちょっとしたことでつまずいてしまったりということが少なくありません。体の柔軟性が悪くなると、とっさの動作も追いつかなくなり、転倒の原因になってしまいます。ストレッチには運動の前後にするものや体の柔軟性を一気に高めたいときにするもの、ゆっくりと筋肉をほぐすもの等、様々な種類があります。
算数の勉強をして、国語のテストに臨んでも点数が取れないように、目的に合わせたストレッチでなければ効果は期待できません。高齢者にとって必要な筋力、柔軟性をUPさせたり、血行を改善させたりする効果が期待できるストレッチに取り組んでいきましょう。

認知症対応

2026-01-11
認知症対応
○なぜ、食事をうまくとれなくなるのか。
後頭頂皮質は、感覚情報をまとめ上げるために重要な場所で、注意を向けることにも重要な脳部位なのです。この後頭頂皮質を事故や脳梗塞等で著しく損傷すると、半側空間無視と呼ばれる症状(目が見えるのに世界の半分に向かなくなってしまう現象)が表れることがあります。注意が向かないからこそ、見えているのに気づかないということが起こります。そのような場合に助けになるのが、非言語コミュニケーションです。例えば脳の中には、ミラーシステムと呼ばれている部位があります。誰かがある行為をしているのを見ると、自分がその行為をするときに働くのとまったく同じ神経細胞が、自動的に働いてしまうのです。他人の行為を鏡に写し取ったように自分の頭の中でやってみることによって、自分の行為のレパートリーを増やしたり、他人の気持ちを推測したりすることができるようになるのだと言われています。模範は、人間の学びの根本のものです。言葉で「食べましょう」と伝えるのではなく、自分が目の前で一緒に食べるとよい。健康な人でも、目の前の人がおいしそうに食べていると、お腹がすいてくるものです。対策としては、ご本人の食事の様子をよく観察しましょう。そのうえで、一工夫です。食事に手が伸びなかった人も、盛り付けをワンプレートにしたり、食事の道具を使いやすいものにかえたりすることでおいしく食べていただけることもあります。
 
○なぜ生活動作がスムーズにできなくなるのか。
声掛けだけではなく、一緒に行動してみる。健康な人には、いたってシンプルに見える動き、例えば歯磨きをすることも、トイレに行くことも、実は複雑な運動の組み合わせでできています。歯磨きなら、ブラシを手にとって、水をつけて、歯磨き粉つけて、口に運ばなければなりません。トイレなら、ドアを開けて、歩き、便座の前でズボンや下着を下ろして、座らなければなりません。どういう順番でなにをやればいいよいのかという運動計画が立てられなければ、最後まで完了させることは難しくなってしまいます。言葉ではなく、スタッフや家族が一緒にやって行動で示したリ、腰を触って「ここだよ」と腰の意味を触覚で示したり、手をとって便器の座る場所を触ってもらって、「ここを目指すのだよ」と座る目的がわかるようにする等、言葉を介さない形で伝える工夫をすることが、本当にその人がとりたい行動をするための早道です。ほんの少し助けになることがあるとすれば、アフォーダンスを利用することです。アフォーダンスとは、言葉を通してではなく、環境の方から体に働きかけるようにすることです。環境を整えることによって、体の動きが自然にとれるように仕向けるという意味で、「最初から最後まで途中で動きを遮るものがないようにする」、「目的のものがはっきり見えるようにする」、「ご本人にとって気を散らすものを減らす」、「ご本人がたまたま立ち上がったタイミングで、トイレに促すというように、言葉を介さず体の自然な流れでできているようにする」。うまく運動が計画できなくて動けないだけなので、いかに自然に動きを作り出せるか、そこの工夫なのだと思います。言葉でのプレッシャーを減らして、ご本人のペースで動作がしやすいようにすることです。そのためには、待つこと、一緒にやってみることに加えて、ご本人のこれまでの生活習慣を理解した環境整備も重要です。
 環境を整えたり、関わる人が少し発想の転換をしたりすることで認知症のある方は生活しやすくなります。

つまづかない身体づくり

2025-08-07
つまずかない身体づくり
つまずかない身体の動かし方を通して、「つかずかない」秘訣をお伝えしていきます。
男性が平均81歳、女性が平均87歳まで長生きできるようになって、多くの人たちは、いつまでも誰の世話も受けない生活を続けたいと願うようになりました。そのため、生活習慣病を予防して脳卒中を生じさせないための食事制限や運動といった健康志向が国民の間で一般化しています。ところが、脳卒中とともに転倒・骨折も健康的な余生を短くすることがわかってきました。これから伝えていくことを実践していただき、「つまずかない」人が増え、転倒・骨折が減り、一人でも多くの高齢者が生涯現役でいれることを望んでいます。
筋肉には、瞬発力に役立つ白い筋肉(速筋)、持久力に役立つ赤い筋肉(遅筋)、中間の筋肉の3つが混在しています。白い筋肉はいわば短距離型、赤い筋肉は長距離型。若いときは瞬発力のある白い筋肉が働いて俊敏な動きができますが、次第に衰えていきます。赤い筋肉は、歩くことなどで普段から使っているため、加齢による衰えは少ないです。つまずき防止のためにも、時々は瞬発力のある運動で白い筋肉を鍛えながら、普段は持久力の必要な家事、仕事や散歩を行い、どちらの筋肉も維持するように努めることが大切です。
高齢者がつまずきやすくなる原因には、筋力の衰えのほかに、加齢によるバランス能力の低下があげられます。
私たちは歩くとき、立つとき、しゃがむときに無意識に身体の重心をとってバランスを整えています。バランス能力は加齢とともに低下していきます。
さらにバランス能力には「平衡機能」、「認知機能」、「視覚などの感覚機能」、「運動能力」といった様々な要素に影響を受けます。また、認知症やパーキンソン病といった加齢による疾患によって衰えることもあります。最近、何もないところでつまずきやすくなったという人はバランス能力をチェックするTUGテストを試してみてください。
つまずきやすいシチュエーションは段差や階段、障害物などの環境要因に足をとられてつまずくことのほかに、同時にふたつの動作をするときに、転倒事故が起こりやすいこともわかっています。何気なしにやってしまうことですが、ふたつのことを同時にしないように注意するだけでも、つまずき防止に効果的です。
加齢などの原因によって、骨を壊す()(こつ)細胞だけが優位に働く状態では骨の衰えはどんどん進むばかりです。骨を作る(こつ)()細胞を働かせるにはどうしたらいいのでしょうか?骨の中にある骨細胞は骨芽細胞に指示を出す現場監督的役割を担っています。普段は眠っている骨細胞ですが、骨に衝撃を加えると刺激されて、骨芽細胞に「骨をつくれ」と指示を出します。しかし、歩かない、運動しないという骨に衝撃を与えないような生活をしていると、骨細胞は眠ったまま、骨芽細胞に指示を出すことはありません。つまり、運動やウォーキングによって、骨に衝撃を与えないと、新しい骨はつくられないのです。
下半身、特に太ももの筋肉量は健康のバロメーター。太くて立派な太ももは「長寿スイッチ」といえます。つまずかない、転ばない下半身づくりは下半身の筋肉、特に太ももを強化することです。骨と筋肉を鍛えて、転ばなければ、骨折やケガも起こりません。そのためにも足腰を鍛えることが重要です。
人間の体は不思議なもので、内臓でも筋肉でも使わないでいると、どんどん衰えていきます。寝たきりになった高齢者が筋力を取り戻すのにかなりの時間がかかります。それは筋肉を使わずにいると新しい筋肉細胞をつくることなく、もともとあった筋肉細胞まで、脂肪を蓄える細胞に変えてしまうからです。「ふくらはぎを鍛える」、「腰を鍛える」「太ももを鍛える」「足裏を鍛える」等、毎日筋肉を使い続けてください。
 健康に生きている限りは生涯現役です。楽しく生きる目的を見つけていきましょう。

共感力

2025-04-05
「共感力」について特集していきます。
 そもそも「共感」とは「他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分もまったく同じように感じたり理解したりすること」(参照:広辞苑)。この言葉の意味から考えると、「共感力」とは、他者の考えや意見にその通りだと感じること、喜怒哀楽といった感情に寄り添うことができる力といえます。しかし、実際に「共感」がうまれる際には必ずプロセスがあり、時間軸が生じます。そして、そこには「共感される人」と「共感する人」の関わりがあり、両者の共鳴で「共感」が実現しているといえます。すなわち、「共感」とは、単に「共感する人」だけの行為では成り立たず、両者の間でのコミュニケーションにより生まれているのです。大切なこととして「目の前にいる相手に寄り添う気持ちで注意を向けながら、自分に起きる反応や現れてくる思考にも気づき、相手に対する理解と互いの共有領域を拡げていくコミュニケ-ション」が共感力には不可欠になります。
 共感力は自分の話すことに対し、十分な傾聴をしてもらえる。否定せずに自分の思いや考えを受け止めてもらえる。さらには、聞き手の関わりにより、自分でも気づいていなかった気持ちや考えに気づく。このような「共感」のプロセスは、どんな効果につながるのでしょうか。
・信頼関係が構築されやすくなる。
・円滑なコミュニケーションがうまれる。
・対立の解消や苦手な人への歩み寄りの第一歩となる。
共感できない場合は、そのまま受け止めて「理解」することが大切です。共感できることが「良く」て、共感できないことが「悪い」というものではないことを、必ず念頭においておきましょう。共感が難しいと思うような場面では、「共感できない」ことを受け入れていきましょう。そして、「共感できない理由」などを考えてみることで、共感できない相手との価値観の違いを発見する機会や自分の意見や軸というものを改めて見出す機会にもなるでしょう。共感力を高めていく上では、自己管理やセルフケアも大切なことなのです。
 認知症の方が落ち着かなくなる原因について触れていきます。
記憶機能や見当識機能、実行機能、認知機能などに障がいが発生します。これらは「中核症状」と呼ばれ、物忘れや判断力の低下などを招きます。また、中核症状が基になり「BPSD(行動・心理症状)」という周辺症状を引き起こすことがあります。BPSDを発症すると、徘徊や幻覚をはじめ、妄想、暴言、暴力、うつなど、様々な症状がみられるようになります(人間関係や環境におけるストレスの高まりが発症の引き金となることが多い症状であるため、すべての方に発症するわけではありません)。BPSDは一般的に問題行動とされるものが多く、ときには周囲を驚かせるような理解しがたい行動をとることがあります。しかし、私たちには理解しがたい行動であっても、本人達には合理的な理由が存在していることが多いのです。そこで何より大切なのは「傾聴」と「観察」です。まずは本人の訴えに耳を傾け、その背後にある理由や感情を理解することが大切です。単に行動を抑えつけるような対応は、症状や状況の悪化につながりますので、注意が必要です。
 認知症の方への対応において最も重要なことは、行動を無理やり抑えつけたり、責めたりするのではなく、本人の訴えに耳を傾け、不安や焦りを取り除くことです。本人に安心感を抱いてもらうことは、症状の軽減に加え、介護の負担軽減にもつながります。また、「自尊心を傷つけないこと」「焦らせないこと」の2つを心がけることも大切です。先に述べた「共感力」が認知症の方への対応にとても役立ちます。介護する側の一方的な思いではなく、介護される側の思いを傾聴と観察、共感を意識して関わっていきましょう。

「1日1回大笑いの健康医学~血圧、糖尿、うつ、認知症に効く~」

2025-03-02
「ハッハッハッ」と笑うだけで驚きの効果があります。「笑い」は「血糖値を下げる」「血圧を下げる」「がん細胞をやっつけるNK細胞が活性化する」「痛みが和らぐ」「歯周病の予防になる」「筋力が上がる」「ストレスが減る」「冷えや肩こりが改善される」等、その効用が次々と明らかになっています。しかも面白いという感情がなくても、「笑う」という行為(=ウソ笑い)だけで、同様の効果が得られます。まさに道具いらず、誰もがいつでも簡単にできる健康法である。笑いの医学的効果への関心は世界で高まってきています。下記で笑いを増やす5つの生活習慣をご紹介します。
笑いのための食習慣
 声を出して笑う回数が多い人は、緑黄色野菜、果物、海藻類や小魚、乳製品をたくさん食べ、毎食たんぱく質を摂っている割合が多かったというデータがあります。野菜、果物、魚にはうつの予防にも有効な食材です。食生活は、メンタルや行動にも影響を与えています。
運動習慣と笑いの関係
 毎日運動する習慣がある人は、運動の習慣がない人に比べて約3倍も笑っているという統計があります。また、「スポーツをしていた」「仕事や家事で体を動かす」「散歩やウォーキングが好き」と回答する人ほどよく笑うという報告もあり。、運動が笑う回数にも影響を与えていると考えられます。笑いを増やすためには1日に20~30分程度の運動を習慣にすることが理想的で、一定リズムを刻みながら動くことで脳が活性化し、幸せホルモンと呼ばれる「セルトニン」の分泌も活発になります。
十分な睡眠でしっかり休息
 睡眠は単に体を休めるだけでなく、記憶の整理や免疫力の強化など心身のメンテナンスが行われるための時間です。脳の健康にも睡眠が大きく影響しています。調査では、声を出して笑うことが多い人ほど睡眠時間が長く、睡眠の質も良い傾向にありました。質の良い睡眠と適切な睡眠時間がメンタルに良い影響を与えていると考えられます。
おしゃべりを楽しもう
 笑う頻度をアメリカ人と日本人の男女で比較した結果、アメリカ人は男女とも55%もの人が毎日声を出して笑っていたのに対し、日本人女性が51%、日本人男性は39%にとどまりました。アメリカ人は男女ともによくしゃべります。日本人を見ると、男性よりも圧倒的に女性の方がよくしゃべっており、おしゃべりの量で笑いの量が決まると言えるでしょう。また、誰かと一緒に笑っているかも重要です。脳の活性化には長年連れ添った夫婦での会話よりも、友人や知人とおしゃべりしながら笑う方が良いと言われています。ある程度の緊張感が過度な刺激となり、認知症リスクの減少も期待できます。
地域のイベントに参加しよう。
 笑いを維持するために役立つのが地域のネットワークです。地域イベントに参加する機会が多いほどよく笑います。ぜひ、「フフフ」と笑うような出来事でも、あえて「ハッハッハッ」と大きな声で笑ってみてくださいね。
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