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入浴介助について
2023-11-11
今回は当苑デイサービスでの取り組みについてご紹介させていただきます。
入浴を行う際に「清潔を保つこと」「安心安全に入浴できること」を大切にしていますが、当苑が一番大切にしていることは「自立支援」です。多くの利用者様が入浴をするため、時間がないから職員主体になりがちな入浴介助。当苑では環境を整え、職員はあえて利用者様の動きを待つこと、利用者様ができることを引き出すことを大切にし、「利用者様主体」を心掛けて入浴介助にあたっています。どのような取り組みを行っているか紹介させていただきます。
➊脱衣所に呼ぶ時に手すりのある座席や長椅子等、個々に合わせて自立で着脱できる場所に誘導しています。
❷着替えを職員が用意している方は着替えやすい順番に置いてご自分で着やすくしています。
❸入浴時の洗身、洗髪はまずはご自分でしていただく。手の届かないところは介助しますが、利用者様の身体機能でできると判断した部位は声がけしてご自分でしていただく。洗い残しがないように見守り、介助は行っています。
❹背中をご自分で洗身できるようにタオルを使用した入浴動作の動きの練習を訓練内容に含んでいます。
❺洗う順番が分からず、戸惑っている方用に洗う順番の貼り紙が貼ってあります。それを指さして、この順番で洗ってみましょうとご自分で見て考えながら取り組めるようにしています。
※一つ一つ丁寧に声がけするのも大切ではありますが、認知症の進行を遅らせる観点からご自分で見て考えてから実施することを大切にしています。
❻着脱で靴下を履くのが難しい方には足元に台を置いて、ご自分でできるように心がけています。
❼浴室内の段差を跨いだり、昇降したりするために必要な動きを機能訓練に取り入れています。
❽頭部や足元をご自分で洗えるように、肩の体操やリラクゼーションを行っています。
❾立ち上がりや立位を長時間保持できるように、椅子に座る時間が長くならないように立つ機会を増やすレクや訓練を行っています。
上記で取り組んでいることを今後も継続して行い、身体機能維持・向上に取り組んでいきます。
